〜寝苦しい夏の夜には〜

2007年07月30日

痔と便意と排便と

便意は便が大腸を経由して下り、肛門の手前の直腸に達した時点で催します。直腸に便がある状態であれば、排便は非常にスムーズに行われます。このように自然な状態での排便は肛門に負担をかけずにすみ、痔(じ)の予防に繋がります。

反対に便意のないときに無理矢理排便を行おうとすることは、肛門に負担をかけることになります。便意がないということは、便が直腸まで下りてきていないということです。

このような状態でいくら力んでみたところで、スムーズな排便はできません。また排便時間も長くなりがちです。便意もないのに強引に排便を試みれば、その結果として肛門が圧迫されます。これが痔核(じかく)の原因になります。

日々規則正しく排便することは理想ですが、便秘になることをおそれるあまり毎朝必ず排便をしなければならないと考えるのは、誤りですし、痔にとっては危険です。肛門に余計な負担をかけない理想的な排便は決まった時間に排便することではありません。便意を催したとき、我慢をせずに排便することです。

便意を感じる時間帯には個人差があります。毎朝便意を感じるようになるには、規則正しい生活を送ることを心がける必要があるでしょう。


やはり自然が一番


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2007年07月29日

日常に潜む痔

生活習慣病の一種である痔(じ)。その痔は便秘や下痢と深い関係にあることはこれまでも述べてきました。これらの症状を改善することが多くの場合、痔の治療の第一歩といえるでしょう。

また、痔の原因として挙げられる要因には、ストレスや肉体疲労による免疫力低下があります。肛門を不潔にしていたり、体の冷え等も痔には悪影響を及ぼします。これらのことも日頃の心がけ次第で改善することができます。

痔でまず注意しなければならないことは、排泄に関する習慣です。毎日のことなので、案外無頓着な人も多いのではないでようか。しかし、痔を予防するためには正しい排泄習慣を身に付けることはとても大切なことです。

ところで、みなさんは規則正しい排泄習慣とはどのようなものとお考えでしょうか。毎日決まった時間に排便をすること。そのように思っている人も多いのではないでしょうか。これは必ずしも正しいとはいえません。毎日便意があり、排便することは好ましいことですが、時間にこだわり過ぎるのは、痔にとっては悪い影響を及ぼすこともあります。

便意を催したとき、排便することが理想です。自然な排便は肛門への負担も小さくてすみます。

毎日のことだから


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2007年07月26日

痔とスポーツ

痔(じ)にとってストレスが悪影響を及ぼすことは、これまで再三説明してきました。ストレスを解消。言葉で表すことは簡単ですが、実現することはたやすくありません。

ストレスを解消するための手段は人によって異なります。ライフスタイルや趣味等によって様々です。しばしば取り上げられる方法のひとつとして、スポーツがあります。体を動かすことは心身の健康を保つ上でとても効果があります。

体を動かすことによって体内の血行がよくなります。体力が付き、抵抗力が増すことも期待できます。また、腹筋を鍛えることにより、痔の大敵である便秘を予防したり、改善する効果もあります。それに加えて食物繊維をたくさん摂取すれば、更に効果的です。

体を動かすことは、身体に影響を与えるだけではなく、日常を忘れさせてくれる効果もあります。人が何かに没頭しているとき、頭の中はそのことで一杯で、他のことを考える余裕がなくなります。

スポーツをしている間やその直後だけでも嫌なことが頭から離れることは、好ましいことです。痔の予防や治療のためだけではなく、心身の健康のため日頃から積極的にスポーツに親しみたいものです。


毎日のことだから


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2007年07月25日

ストレスと痔と

痔(じ)の大敵にひとつ、抵抗力の低下は食生活だけが原因ではありません。睡眠不足や過労による肉体疲労も身体能力を低下させます。

また、痔の予防にとってストレスを無視することはできません。一見肉体的には特に問題となるような生活を送っていない場合でも、心理的な圧迫が身体の機能に悪い影響を及ぼすことがあります。現代人の多くがこの危険性と隣り合わせではないでしょうか。

その一方で、人間も他の動物同様に自然治癒力を有しています。 その自然治癒力を高めるためには、睡眠を十分にとることやストレスを軽減することが最も有効です。それにより肉体的な抵抗力を高めることができます。シンプルですが、これが基本です。

睡眠時間は7〜8時間程度が目安です。個人差があるので、一概にはいえませんが、普通の生活を送っている人にとって免疫力を維持するには十分といえるでしょう。痔の予防のためには睡眠時間を削ることは避けなくてはなりません。

もうひとつ、ストレスを溜めないことや解消する方法ですが、こちらの方がむしろ難しいかもしれませんね。月並みですが、スポーツなどで体を動かし、汗をかいたり、趣味に没頭したりすることも手段のひとつでしょう。


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2007年07月24日

痔は生活習慣

おそろしいガンの話は一旦ストップしましょう。再び本題の痔(じ)に話題を戻します。痔というものはそもそも生活習慣病の一種です。

痔が発症するのは元々身体が備えている免疫能力が低下したとき、免疫機能が上手く働かないとき等がとても多いといわれています。痔の予防にとって日頃の健康管理が何よりも大切です。

不幸にも痔になった場合、できるだけ早期に医師の診断を受けることが望ましいことはいうまでもないことです。しかし、病院に頼り切りの姿勢はよくありません。痔の予防も治療も基本は日々の生活習慣です。自ら治癒しようとする意思をもって取り組むことが大切です。

そこで今回からしばらく自分でできる痔の予防と治療について考えていきたいと思います。

生活習慣が発端となって起こるのが痔であることは前述の通りです。つまり予防も治療も本人の取り組み方次第です。医師や薬はその手助けをするだけです。たとえば痔に悪影響を及ぼす便秘や下痢は食事やライフスタイルを改善することで克服できます。薬や外科的な手術は最後の手段だと認識しましょう。


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2007年07月23日

大腸癌には欧米化

痔(じ)の直接の話題からは逸れてしまいますが、痔と紛らわしい症状のある大腸癌です。少しだけ触れてみましょう。

大腸癌は食生活の欧米化と密接な関係があることはみなさん十分認識されていることでしょう。脂肪量が多い反面、食物繊維が少ないことが欧米型の食事の特徴です。近年日本人の食生活はどんどん欧米化する傾向が強いですね。

脂肪は大腸で二次胆汁酸という物質に変わります。実はこれが発癌物質なのです。そのため、高脂肪の食事を続けると、大腸癌になる可能性が高くなります。

また、食物繊維は大腸内の物質を排泄物とともに取り除く働きを持っています。食物繊維をたくさん摂取することにより、ガンの原因となる二次胆汁酸を減らす役割を果たしてくれます。 それだけだではなく、食物繊維を豊富に摂取することは大腸に便がとどまる時間を減少させるのに役立ちます。

ここにおもしろい調査結果があります。イギリスの学生とアフリカの農民との排便の違いについての研究です。バーキット博士が行いました。

その調査報告によると、食べ物を口にしてから小腸を通過するまでにかかる時間は両者とも大差ありませんでした。ところが、大腸に便が滞留する時間にはかなりの違いがあることがわかりました。イギリスの学生の方が遥かに長い時間、大腸に便を溜め込んでいたのです。

この調査が食物繊維の重要性を研究するきっかけとなったといわれています。伝統的な日本食再考の要ありですね。


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2007年07月22日

痔と大腸癌の関係は

痔(じ)を放置しておくことによってガンが発生するのでしょうか。実はガンにまで発展する症例はそれほど多くはありません。痔瘻(じろう)を放置した場合に肛門癌に発展することがときどきある程度です。

しかし、出血などの症状を痔だと思い込み、軽くみていると、思わぬ大病の前兆であったという場合もあります。肛門から出血、イコール痔という判断は危険です。大腸癌や直腸癌であるおそれもあります。先入観は禁物です。

直腸癌の症状の特徴について少々。直腸は肛門と直接つながった臓器です。そのため出血があっても、大便に混じった血液を見ただけでは、痔による出血との違いを発見することが困難です。

この点が問題ですね。つまり見た目で判断できない以上検査を受けるしか判別の方法はありません。慢性的に痔を患っている人は肛門からの出血を見慣れています。軽視しがちです。ガンを疑ってみることも大切だといえます。

大腸癌は近年急激に日本人に増えてきたガンのひとつです。2003年のデータによると、大腸癌による死者の数は3万8909人。このうち結腸癌(直腸・盲腸以外の大腸部分です)が2万5850人、直腸癌が1万3059人です。

大腸癌は欧米人のガンという認識はもはや通用しません。


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2007年07月20日

痔瘻の自覚症状

痔瘻(じろう)の症状の特徴は発熱を伴うという点です。この点が他の痔と最も異なります。痔瘻による発熱はときには38度を超えることもあります。身体的にはとても大きな負担ですし、日常生活にも支障をきたすことにもなります。

肛門の痛みが肺便時に限らず発生する場合は、より症状が進んでいることを疑ってみる必要があります。この痛みも重度になると、普通の生活を送ることが困難になります。

自分で治療することは難しい痔瘻ですが、応急処置がないわけではありません。ただし、あくまでも一時的に痛みを和らげるだけであって、治療ではありません。

痔瘻は悪質な痔です。必ず医師の診断を受ける必要があります。しかもできるだけ早い段階での受診が治癒までの時間を短縮してくれます。

痔瘻の応急処置の話に戻ります。痔瘻はそもそもお尻の炎症によって起こるものです。炎症による痛みを鎮めるために効果がるのが、患部を冷やす方法です。簡単ですが、とても有効な方法です。やり方としては、うつぶせになって患部を氷嚢等を当てて冷やします。そしてしばらく安静にしましょう。

肛門周辺から膿が出ている場合は、患部を清潔に保つことを心がけましょう。入浴時はもちろん、それ以外のときもこまめにお尻をいたわってあげましょう。


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2007年07月19日

痔瘻の種類

痔瘻(じろう)がT型〜W型の4種類に分類されることは前回説明しました。今回はその続きです。

■T型痔瘻
このタイプは肛門括約筋を貫通していない痔瘻を指します。痔瘻の中では比較的珍しいタイプのものです。膿の発生箇所が肛門腺ではなく、裂肛(れっこう)に便が詰まって化膿するケースが多いことが特徴です。

■U型痔瘻
U型痔瘻は、痔瘻の中では最もポピュラーです。筋間痔瘻とも呼ばれています。その名の通り肛門括約筋を貫通して膿の通るトンネルができる症状です。一般に痔瘻と呼ばれる症状の約7割近くがこのU型痔瘻であるといわれています。

■V型痔瘻
V型痔瘻は別名を坐骨直腸窩痔瘻(ざこつちょくちょうかじろう)といいます。余計なことかもしれませんが、ちょっと名前が長過ぎて、覚えにくいですね。

それはさておき、このV型痔瘻は肛門括約筋を貫通して膿の通るトンネル(瘻管)ができるという意味ではU型と変わりありません。異なるのは、V型の場合、肛門の背側に膿の原発口ができることです。

この位置に膿の発生源ができると、内肛門括約筋(内側にある肛門括約筋)と外肛門括約筋、そして坐骨直腸筋という筋肉の間にある広いスペースに膿の原発巣ができてしまいます。痔瘻の約2割がこのV型です。男性患者が多いのが特徴です。

■W型痔瘻
W型痔瘻は少数派の痔瘻です。肛門括約筋の奥にある、肛門挙筋という筋肉を貫通して瘻管(膿の通り道)ができる症状です。


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2007年07月18日

痔瘻になりやすい

痔瘻(じろう)を発症する箇所は肛門内にあるくぼみ肛門腺窩(こうもんせんか)に便が入り込む位置にあります。これまでと重複する内容があるかもしれませんが、もう一度おさらいのつもりで読み続けてみてください。

上記の理由で肛門腺窩に便が入り込みやすい人は、痔瘻になる確率が高いといえます。わかりやすく説明すると、下痢便は肛門腺窩に入り込みやすいため、下痢しやすい人や日頃から下痢気味の人は特に要注意です。

また、排便時に力む力が強い男性なども、痔瘻になりやすい傾向があります。どちらのケースも普段から腸の調子を整え、よりスムーズな排便ができるように健康に気を配ることが予防の第一歩のようですね。

より深刻な痔瘻ですが、痔瘻にはいくつかの種類があります。症状の進み具合や膿の通る進路などによって、T型〜W型の4種類に分類することができます。このあたりが他の痔とは少し違うようです。

痔瘻の種類についての具体的な説明は長くなりそうなので、次回に持ち越します。


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2007年07月17日

痔瘻の症状

肛門腺窩(こうもんせんか)の中には肛門内で液を分泌する肛門腺というものがあります。この肛門腺が化膿してしまうと、膿がお尻の皮膚を被います。やがて肛門周辺の皮膚部分から、膿があふれ出すことになります。

このあふれ出した膿が皮膚に付着することによって、肛門周辺がかぶれます。そして赤く変色したり、腫れあがったりすることがあります。この激痛を伴った皮膚症状のことを肛門周囲膿瘍といいます。

肛門周囲膿瘍になると、肛門の後ろ辺りが赤く腫れ、激しい痛みを感じます。ときには発熱を伴うこともあります。治すためには、早めに痔瘻を切開し、膿みをすべて出してしまわなければなりません。

肛門周囲膿瘍を軽く見てはいけません。放置すると、肛門腺からお尻の皮膚に向かって全体が膿で被われます。いわば膿の通り道ができ上がってしまうことになります。これが痔瘻(じろう)です。

痔瘻は痔の症状の中では、重い症状に分類されます。一度肛門腺から肛門周辺の皮膚にできた膿の通り道が固定されてしまうと、手術以外に完治する方法はありません。膿の発生箇所である肛門腺を取り除くことになります。

これを放置すると、肛門内の化膿が悪化し、最終的には癌になるおそれもあります。


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2007年07月16日

ごめんね、痔瘻

痔(じ)御三家のひとつ痔瘻(じろう)。ようやく登場といった感がありますね。余談はさておき、痔瘻とは痔核、裂肛、痔瘻という痔の3大症状の中で最も治療の難しい痔です。

御三家の痔にはそれぞれ俗称といいますか、一般的に親しまれている名称があります。これも痔という病が広く人々の間に浸透しているという証拠でしょうか。

痔核はイボ痔、裂肛は切れ痔、そして痔瘻はあな痔と呼ばれています。別称は正式名称よりも親しみを感じますね。ただし、イボ痔や切れ痔に比べると、あな痔はポピュラーではないようです。

痔瘻は痔核や裂肛と異なり、市販の軟膏などで治癒するのは困難です。多くの場合、手術が必要になります。

それでは痔瘻のメカニズムについて見ていきましょう。

肛門の直腸側と出口側とを分ける歯状線の周りには、肛門腺窩(こうもんせんか)という小さなくぼみがあります。このくぼみが問題の種です。くぼみという構造上、どうしても便がたまりやすくなります。便がたまると、患部は炎症を起こしたり化膿したりします。それが原因で痔瘻が発生することになります。

通常であれば、便が少々つまったくらいでは病原菌に感染することはありません。しかし、体力が低下し、抵抗力が弱まっているときは要注意です。このようなときには、病原菌に感染しやすくなります。

下痢のときは特に便が肛門腺窩に入りやすく、痔瘻が発生しやすい状態となります。


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2007年07月14日

少数派もある肛門狭窄

肛門狭窄(こうもんきょうさく)の主たる原因は裂肛(れつこう)であることは前回説明した通りです。、

肛門狭窄を引き起こす要因は実は他にもあります。裂肛に限らず、肛門にできた傷が治癒する課程では粘膜が引きつった状態になります。それも肛門狭窄の原因となってしまいます。

肛門内の手術を行なった場合などが、これに当たります。裂肛に限らず、痔核(じかく・イボ痔)の手術を行なった後などにもこの症状が見られることがあります。痔を治す手術で別の病気が発生するとは皮肉なものですね。

この肛門狭窄、症状が深刻なケースでは手術が必要となります。

一方、肛門狭窄には紛らわしい症状があります。痔を患っている人にはしばしばあることなのですが、排便時に痛みを避けようとする心理が働くのか、無意識のうちに自分の括約筋で肛門を締め付けてしまっているということがあります。いわば自分で肛門を狭くしているわけです。

このようなケースでは痔の症状自体を改善することで症状は快方に向かいます。


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2007年07月13日

裂肛が引き起こす恐怖とは

肛門狭窄(こうもんきょうさく)。こわそうな響きですね。ご存じでしょうか?肛門狭窄は裂肛(れっこう)が引き起こす症状です。

肛門狭窄がどのような症状なのか、文字から何となくイメージできるのではないでしょうか。簡単に表現すれば、肛門が狭くなるという症状です。

肛門狭窄が起こると、当然の結果として便が出にくくなります。力んで排便したとしても、人差し指ほどの細い便しか出すことができません。これでは痔にとっては悪循環ですね。

どうして裂肛から肛門狭窄という症状に発展するのでしょうか。多くのケースでは裂肛を繰り返して患うことが原因です。これは裂肛に限ったことではありませんが、傷が治癒する際には、周りの皮膚や粘膜が傷跡に向けて引っ張られるような形になります。

肛門内の傷も例外ではありません。裂肛が治癒する段階で傷口が周りの粘膜を引き寄せます。その結果肛門の幅が少し狭くなるという現象が起こります。これを繰り返すことにより肛門は徐々に狭くなっていきます。


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2007年07月12日

自覚症状、裂肛の場合

裂肛(れっこう)は通常痛みを伴います。というのも、皮膚感覚のある箇所に発症するからです。出血が確認できない場合でも、肛門に痛みがある場合は裂肛を疑ってみた方がよいでしょう。

大抵は排便時に鋭い痛みが肛門に走ります。それだけで終わればいいのですが、排便後も痛みが続くことがしばしばあります。

このように辛い裂肛ですが、簡単にできる手当はあるのでしょうか。応急的な手当になりますが、自分でできる方法としては市販の座薬や軟膏の使用があります。他の痔に比べ、患部が比較的肛門の外側に近い部分にあるため、人の手を借りることなくできますし、ある程度傷を治すことができます。

しかし、市販の座薬や軟膏で治癒が期待できるのは、軽症の場合です。早めに専門医の診断を受けることが、肝要です。

また、裂肛の原因が便秘である場合は、便秘対策を講じる必要があります。水分を多めにとったり、食物繊維を摂取することを心がけてください。

下痢が原因の場合も便通を整えることが大切であることは同じことです。腹部を冷やさないことはもちろんのこと、過食、冷たいもの飲食を控える等下痢を治すことが先決です。
体調を整えることが痔の対策の第一歩であることは、裂肛に限ったことではありません。


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2007年07月11日

シリーズ裂肛

裂肛(れっこう)には大きく分けて2種類の症状があります。

まずひとつ目は単純性裂肛です。肛門上皮が裂けた状態を指します。もうひとつは慢性潰瘍性裂肛です。こちらは単純性裂肛とは異なり、裂肛が慢性化することにより、更に悪化した状態を指します。単純性裂肛か慢性潰瘍性裂肛によって裂肛の治療法も異なります。。

では、単純性裂肛を具体的に見ていきましょう。実は通常の裂肛はこの単純性裂肛です。便秘気味の人が肛門に痛みを感じるときには、ほとんどこの症状があるといえます。単純性裂肛の場合、避けた肛門上皮は元々備わっている再生能力を持っています。肛門の開閉を司る肛門括約筋の方も傷付いていません。

ですから、単純性裂肛の場合、手術をする必要があるケースはほとんどありません。裂肛の根源である便秘を解消し、患部を清潔に保ちさえすれば治癒できます。その上で塗り薬など併用すればよいでしょう。

一方、慢性潰瘍性裂肛の方は少し厄介です。単純性裂肛を放置すると、裂肛の症状が慢性化し、この慢性潰瘍性裂肛を引き起こす結果になります。

度重なる便秘により裂肛が慢性化すると、肛門の同じ場所にできた傷が繰り返し繰り返し開くことになります。そのため傷が徐々に悪化し、より深くなります。そのうちに傷は徐々に広がり、肛門の開閉を行なっている肛門括約筋にまで及ぶようになります。

更に症状が悪化すると、裂肛の周りに炎症が起こり、ポリープや潰瘍ができます。この状態になると、傷を自然に治すことは不可能です。手術に頼るしかありません。患部を取り除くことになります。


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2007年07月10日

裂肛は場所を選ぶ

裂肛(れっこう)ができやすい位置は大体決まっています。肛門管のうち、背中側の方です。この原因はふたつあると考えられています。

ひとつ目は排便の際、便が肛門の背中側に直接ぶつかることが多いからです。肛門管のおなか側と比べて、日々より大きな衝撃を受けることになります。

ふたつ目は肛門の背中側の方が、おなか側と比べると、より血流が鈍いことが挙げられます。このため、背中側の粘膜の方が必然的に傷つきやすくなります。

裂肛は慢性化する傾向が多く見られます。一度裂肛になった人は注意が必要です。裂肛は激しい痛みを伴います。このためどうしても排便を避けがちになります。これが大きな原因です。

排便を我慢することにより便秘を招いてしまいます。もう予想が付いたのではないでしょうか。便秘によって、便は固くなります。固い便は肛門にとっては凶器です。排便を我慢することによってある程度裂肛が治癒しかけていたとしても、逆戻りです。固くなった便が通過すれば、再度傷口が開き、症状が悪化してしまいます。

この痛みに堪えきれずますます排便を我慢するようになれば、正に悪循環です。裂肛は長引き、慢性化することになります。


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2007年07月09日

ご存じ裂肛(れっこう)

痔(じ)御三家のうちのひとつ裂肛(れっこう)の登場です。裂肛という言葉は聞き慣れない人も多いかもしれませんが、この裂肛もまた患っている人の多い痔の代表選手です。一般的には切れ痔とか裂け痔と呼ばれ、非常にポピュラーな痔といえるでしょう。

平たくいえば、肛門の外傷のようなものですね。硬い便が肛門を通過するときなどに外壁を傷つけることで発生します。避けることの難しい痔のひとつですね。

裂肛の原因は大きく分けて2種類あります。ひとつ目は便秘です。便秘症の人の便は一般に固くなっています。無理に力んで排便すると、肛門を傷つけてしまうことがあります。つまり便が物理的に肛門の粘膜を傷付けてしまうわけです。

ふたつ目は便秘とは正反対の下痢です。水分が過度に多い便というのは肛門の粘膜に浸透しやすくなります。その結果炎症が起こりやすくなったり、粘膜を弱くしたりします。このような状態で勢いよく便が通ると、肛門の粘膜が傷ついてしまいます。化学的に粘膜が侵されるというわけです。

肛門内部は歯状線と呼ばれる線を境に内側(直腸側)と外側(出口側)に分けることができます。裂肛はこの外側に発症します。裂肛のある状態で排便をしたり、肛門の括約筋を動かしたりすると、激しい痛みを伴うことがよくあります。これは肛門の外側はお尻の皮膚により近い部分であり、感覚も通常の皮膚と同じようにあるからです。


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2007年07月07日

自力(じりき)でなんとかなる痔

身体的な抵抗力が低下しているときに、痔(じ)を発症することが多いことはこれまでに説明しました。

痔の予防は日頃からライフスタイルに気を配り心身ともに健康な状態を維持することが大切です。生活習慣が痔になるかならないかを左右する。決してオーバーな表現ではありません。

ところであなたの職業は?残念ながら、痔になりやすい職種があるようです。一般に座って作業をしている人は痔になりやすいといわれています。今日では1日中パソコンの前に座って仕事をする人は珍しくありませんね。

仕事だから仕方ないことかもしれませんが、痔にとっては好ましいことではありません。長時間椅子に座っている状態は肛門の周囲に鬱血を誘発します。その結果炎症が起こしやすくなってしまいます。

このような姿勢で作業を行っている人が痔を予防するためには、鬱血対策を取る必要があります。

鬱血を防ぐためには、最も効果的な手段は、長時間椅子に座ったままでいるのをやめることです。当たり前過ぎて、お叱りを受けそうですが、これ以外に有効な方法はありません。仕事で1日中座っていなければならない人は、打つ手がないように受け止められるかもしれませんが、実はそうでもありません。

合間合間に椅子から立ち上がり、軽い体操をしたり、それができないときには、足の筋肉を動かすだけでも効果があります。できれば、休憩時間などを利用し、歩くことを習慣付けるように心がけてください。軽く歩き回るだけでも肛門周辺の鬱血を取り除くことに大いに役立ちます。

それから1日中部屋の中事務所の中で過ごす人は冷房の効き過ぎには、十分注意してください。体を冷やすことも肛門周辺の鬱血および炎症を招く要因となります。適度な温度に調整することができない場合は、自分で服装を調節するなり、自己対策を講じるようにしてください。


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2007年07月06日

女性の生理と痔

女性特有の生理この生理も厄介なことに肛門に悪影響を及ぼします。生理のときには、便秘や下痢といった症状が起こりやすくなります。便秘や下痢が肛門炎症の原因となることは以前説明した通りです。

また生理中は特定のホルモン値が低下します。それ自体によって肛門内に炎症が起こることもあります。

では生理による痔を避ける方法を探ってみましょう。生理の起こる周期は通常一定です。ここにひとつのヒントがあります。生理の時期に合わせて適切な対策を行なえばある程度は炎症をやわらげることができます。

生理中に便秘が起こりやすい人の場合、生理前から食物繊維の多い食品や腸の働きを活発にするヨーグルトなどの乳製品を多く摂取してください。水分調整や適度な運動も必要です。便通をよくすることを心がけることが痔の予防には効果的です。

下痢しやすい人も便通を整えるために食生活とライフスタイルに気を配ることが大切です。これは痔の予防の基本でしたね。また、睡眠時間を十分に確保し、身体の抵抗力を高めたり、運動や趣味でストレスを軽減することも好ましいことです。

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