〜寝苦しい夏の夜には〜

2007年08月05日

和洋と痔

痔(じ)とトイレの関係について少々。最近新築される家では洋式トイレが主流となってきているようです。痔にとっては洋式トイレの方が肛門に負担をかけにくいといえます。
なぜなら、和式トイレで排便をする姿勢は腹部に圧力がかかります。その姿勢をとるだけで肛門に圧力がかかってしまいます。痔を患っている人の中には、しゃがむ姿勢をとるだけで痛みを感じてしまうこともあります。

和式トイレの悪い点を挙げましたが、長い時間力んだりせず、スムーズに排便できるのであれば、特別に肛門に負担がかかることはありません。


トイレ続きにもうひとつ。意外に無頓着なのが排便後の後始末です。丁寧に肛門を紙で拭うのはよいことですが、あまり神経質にこすりすぎると、その摩擦自体によって痔ができる場合があります。程々を心がけましょう。

もちろん、肛門を不潔な状態にしておくのも痔の原因になります。シャワー付きの洋式便器で洗い流すことは好ましいことです。ただし、水圧を強くし過ぎないように気を付けましょう。


毎日のことだから


これなら痔(じ)の人でも…
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2007年07月30日

痔と便意と排便と

便意は便が大腸を経由して下り、肛門の手前の直腸に達した時点で催します。直腸に便がある状態であれば、排便は非常にスムーズに行われます。このように自然な状態での排便は肛門に負担をかけずにすみ、痔(じ)の予防に繋がります。

反対に便意のないときに無理矢理排便を行おうとすることは、肛門に負担をかけることになります。便意がないということは、便が直腸まで下りてきていないということです。

このような状態でいくら力んでみたところで、スムーズな排便はできません。また排便時間も長くなりがちです。便意もないのに強引に排便を試みれば、その結果として肛門が圧迫されます。これが痔核(じかく)の原因になります。

日々規則正しく排便することは理想ですが、便秘になることをおそれるあまり毎朝必ず排便をしなければならないと考えるのは、誤りですし、痔にとっては危険です。肛門に余計な負担をかけない理想的な排便は決まった時間に排便することではありません。便意を催したとき、我慢をせずに排便することです。

便意を感じる時間帯には個人差があります。毎朝便意を感じるようになるには、規則正しい生活を送ることを心がける必要があるでしょう。


やはり自然が一番


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2007年07月29日

日常に潜む痔

生活習慣病の一種である痔(じ)。その痔は便秘や下痢と深い関係にあることはこれまでも述べてきました。これらの症状を改善することが多くの場合、痔の治療の第一歩といえるでしょう。

また、痔の原因として挙げられる要因には、ストレスや肉体疲労による免疫力低下があります。肛門を不潔にしていたり、体の冷え等も痔には悪影響を及ぼします。これらのことも日頃の心がけ次第で改善することができます。

痔でまず注意しなければならないことは、排泄に関する習慣です。毎日のことなので、案外無頓着な人も多いのではないでようか。しかし、痔を予防するためには正しい排泄習慣を身に付けることはとても大切なことです。

ところで、みなさんは規則正しい排泄習慣とはどのようなものとお考えでしょうか。毎日決まった時間に排便をすること。そのように思っている人も多いのではないでしょうか。これは必ずしも正しいとはいえません。毎日便意があり、排便することは好ましいことですが、時間にこだわり過ぎるのは、痔にとっては悪い影響を及ぼすこともあります。

便意を催したとき、排便することが理想です。自然な排便は肛門への負担も小さくてすみます。

毎日のことだから


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2007年07月26日

痔とスポーツ

痔(じ)にとってストレスが悪影響を及ぼすことは、これまで再三説明してきました。ストレスを解消。言葉で表すことは簡単ですが、実現することはたやすくありません。

ストレスを解消するための手段は人によって異なります。ライフスタイルや趣味等によって様々です。しばしば取り上げられる方法のひとつとして、スポーツがあります。体を動かすことは心身の健康を保つ上でとても効果があります。

体を動かすことによって体内の血行がよくなります。体力が付き、抵抗力が増すことも期待できます。また、腹筋を鍛えることにより、痔の大敵である便秘を予防したり、改善する効果もあります。それに加えて食物繊維をたくさん摂取すれば、更に効果的です。

体を動かすことは、身体に影響を与えるだけではなく、日常を忘れさせてくれる効果もあります。人が何かに没頭しているとき、頭の中はそのことで一杯で、他のことを考える余裕がなくなります。

スポーツをしている間やその直後だけでも嫌なことが頭から離れることは、好ましいことです。痔の予防や治療のためだけではなく、心身の健康のため日頃から積極的にスポーツに親しみたいものです。


毎日のことだから


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2007年07月25日

ストレスと痔と

痔(じ)の大敵にひとつ、抵抗力の低下は食生活だけが原因ではありません。睡眠不足や過労による肉体疲労も身体能力を低下させます。

また、痔の予防にとってストレスを無視することはできません。一見肉体的には特に問題となるような生活を送っていない場合でも、心理的な圧迫が身体の機能に悪い影響を及ぼすことがあります。現代人の多くがこの危険性と隣り合わせではないでしょうか。

その一方で、人間も他の動物同様に自然治癒力を有しています。 その自然治癒力を高めるためには、睡眠を十分にとることやストレスを軽減することが最も有効です。それにより肉体的な抵抗力を高めることができます。シンプルですが、これが基本です。

睡眠時間は7〜8時間程度が目安です。個人差があるので、一概にはいえませんが、普通の生活を送っている人にとって免疫力を維持するには十分といえるでしょう。痔の予防のためには睡眠時間を削ることは避けなくてはなりません。

もうひとつ、ストレスを溜めないことや解消する方法ですが、こちらの方がむしろ難しいかもしれませんね。月並みですが、スポーツなどで体を動かし、汗をかいたり、趣味に没頭したりすることも手段のひとつでしょう。


毎日のことだから


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2007年07月24日

痔は生活習慣

おそろしいガンの話は一旦ストップしましょう。再び本題の痔(じ)に話題を戻します。痔というものはそもそも生活習慣病の一種です。

痔が発症するのは元々身体が備えている免疫能力が低下したとき、免疫機能が上手く働かないとき等がとても多いといわれています。痔の予防にとって日頃の健康管理が何よりも大切です。

不幸にも痔になった場合、できるだけ早期に医師の診断を受けることが望ましいことはいうまでもないことです。しかし、病院に頼り切りの姿勢はよくありません。痔の予防も治療も基本は日々の生活習慣です。自ら治癒しようとする意思をもって取り組むことが大切です。

そこで今回からしばらく自分でできる痔の予防と治療について考えていきたいと思います。

生活習慣が発端となって起こるのが痔であることは前述の通りです。つまり予防も治療も本人の取り組み方次第です。医師や薬はその手助けをするだけです。たとえば痔に悪影響を及ぼす便秘や下痢は食事やライフスタイルを改善することで克服できます。薬や外科的な手術は最後の手段だと認識しましょう。


やはり自然が一番


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2007年07月23日

大腸癌には欧米化

痔(じ)の直接の話題からは逸れてしまいますが、痔と紛らわしい症状のある大腸癌です。少しだけ触れてみましょう。

大腸癌は食生活の欧米化と密接な関係があることはみなさん十分認識されていることでしょう。脂肪量が多い反面、食物繊維が少ないことが欧米型の食事の特徴です。近年日本人の食生活はどんどん欧米化する傾向が強いですね。

脂肪は大腸で二次胆汁酸という物質に変わります。実はこれが発癌物質なのです。そのため、高脂肪の食事を続けると、大腸癌になる可能性が高くなります。

また、食物繊維は大腸内の物質を排泄物とともに取り除く働きを持っています。食物繊維をたくさん摂取することにより、ガンの原因となる二次胆汁酸を減らす役割を果たしてくれます。 それだけだではなく、食物繊維を豊富に摂取することは大腸に便がとどまる時間を減少させるのに役立ちます。

ここにおもしろい調査結果があります。イギリスの学生とアフリカの農民との排便の違いについての研究です。バーキット博士が行いました。

その調査報告によると、食べ物を口にしてから小腸を通過するまでにかかる時間は両者とも大差ありませんでした。ところが、大腸に便が滞留する時間にはかなりの違いがあることがわかりました。イギリスの学生の方が遥かに長い時間、大腸に便を溜め込んでいたのです。

この調査が食物繊維の重要性を研究するきっかけとなったといわれています。伝統的な日本食再考の要ありですね。


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2007年07月22日

痔と大腸癌の関係は

痔(じ)を放置しておくことによってガンが発生するのでしょうか。実はガンにまで発展する症例はそれほど多くはありません。痔瘻(じろう)を放置した場合に肛門癌に発展することがときどきある程度です。

しかし、出血などの症状を痔だと思い込み、軽くみていると、思わぬ大病の前兆であったという場合もあります。肛門から出血、イコール痔という判断は危険です。大腸癌や直腸癌であるおそれもあります。先入観は禁物です。

直腸癌の症状の特徴について少々。直腸は肛門と直接つながった臓器です。そのため出血があっても、大便に混じった血液を見ただけでは、痔による出血との違いを発見することが困難です。

この点が問題ですね。つまり見た目で判断できない以上検査を受けるしか判別の方法はありません。慢性的に痔を患っている人は肛門からの出血を見慣れています。軽視しがちです。ガンを疑ってみることも大切だといえます。

大腸癌は近年急激に日本人に増えてきたガンのひとつです。2003年のデータによると、大腸癌による死者の数は3万8909人。このうち結腸癌(直腸・盲腸以外の大腸部分です)が2万5850人、直腸癌が1万3059人です。

大腸癌は欧米人のガンという認識はもはや通用しません。


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2007年07月20日

痔瘻の自覚症状

痔瘻(じろう)の症状の特徴は発熱を伴うという点です。この点が他の痔と最も異なります。痔瘻による発熱はときには38度を超えることもあります。身体的にはとても大きな負担ですし、日常生活にも支障をきたすことにもなります。

肛門の痛みが肺便時に限らず発生する場合は、より症状が進んでいることを疑ってみる必要があります。この痛みも重度になると、普通の生活を送ることが困難になります。

自分で治療することは難しい痔瘻ですが、応急処置がないわけではありません。ただし、あくまでも一時的に痛みを和らげるだけであって、治療ではありません。

痔瘻は悪質な痔です。必ず医師の診断を受ける必要があります。しかもできるだけ早い段階での受診が治癒までの時間を短縮してくれます。

痔瘻の応急処置の話に戻ります。痔瘻はそもそもお尻の炎症によって起こるものです。炎症による痛みを鎮めるために効果がるのが、患部を冷やす方法です。簡単ですが、とても有効な方法です。やり方としては、うつぶせになって患部を氷嚢等を当てて冷やします。そしてしばらく安静にしましょう。

肛門周辺から膿が出ている場合は、患部を清潔に保つことを心がけましょう。入浴時はもちろん、それ以外のときもこまめにお尻をいたわってあげましょう。


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2007年07月19日

痔瘻の種類

痔瘻(じろう)がT型〜W型の4種類に分類されることは前回説明しました。今回はその続きです。

■T型痔瘻
このタイプは肛門括約筋を貫通していない痔瘻を指します。痔瘻の中では比較的珍しいタイプのものです。膿の発生箇所が肛門腺ではなく、裂肛(れっこう)に便が詰まって化膿するケースが多いことが特徴です。

■U型痔瘻
U型痔瘻は、痔瘻の中では最もポピュラーです。筋間痔瘻とも呼ばれています。その名の通り肛門括約筋を貫通して膿の通るトンネルができる症状です。一般に痔瘻と呼ばれる症状の約7割近くがこのU型痔瘻であるといわれています。

■V型痔瘻
V型痔瘻は別名を坐骨直腸窩痔瘻(ざこつちょくちょうかじろう)といいます。余計なことかもしれませんが、ちょっと名前が長過ぎて、覚えにくいですね。

それはさておき、このV型痔瘻は肛門括約筋を貫通して膿の通るトンネル(瘻管)ができるという意味ではU型と変わりありません。異なるのは、V型の場合、肛門の背側に膿の原発口ができることです。

この位置に膿の発生源ができると、内肛門括約筋(内側にある肛門括約筋)と外肛門括約筋、そして坐骨直腸筋という筋肉の間にある広いスペースに膿の原発巣ができてしまいます。痔瘻の約2割がこのV型です。男性患者が多いのが特徴です。

■W型痔瘻
W型痔瘻は少数派の痔瘻です。肛門括約筋の奥にある、肛門挙筋という筋肉を貫通して瘻管(膿の通り道)ができる症状です。


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